シニア層のみなさんが、「学びなおしたい」「学校に行ってみたい」と言うとき、選択肢のひとつに大学や大学院への入学があると思います。特に、今では、多くの大学院が社会人枠を設けており、シニアが大学院に通うことは、もはや珍しくはありません。
立教セカンドステージ大学(RSSC)は、それとは、だいぶ違います。
大学院は、学校教育制度に基づく教育課程(修士、博士)ですが、 RSSCは生涯教育機関ですので、大学卒業資格は得られません。まず、その制度上の違いがあります。
講義内容も、高齢化社会のこれからを社会学的にシミュレーションする授業や、死についてあらためて深く考える授業など、シニアならではのカリキュラムが用意されていますし、ソーシャルビジネスやNPOなどシニア層が第二の人生を考えるに当たって関心が高いテーマも取り上げられています。また、大学の教職員ではなくアーティストやビジネス経験者が講師をしている講座もあり、なかなか、人間味にあふれています。時には、先生も苦笑するくらい、長い質問や薀蓄を披露する生徒(おじさん、おばさん)もいたりで、なかなか面白いです。人生経験でたまった、何かを語りたくなるのでしょうか(笑)
例えば会社を辞めると同時に帰属場所を失い、社会的役割までもなくしてしまうのは、人間にとってつらいことです。
自己紹介によると、企業に長く勤めた男性だけではなく、女性でも、仕事以外でつながりがない、地域とは関係を持ってこなかったという方が、案外多いのは意 外でした。 女性のほうがボランティア活動とか、子供のPTAを通じてとか、生活と結びついたつながりをうまくつくっていく人が多いのは確かですが、行き場がない、と いうのは定年後のおじさんばかりの課題でもないようです。
年をとっても、ずっと、なんらかの社会的役割をもって生きていけるようにすることが、これからの日本の社会には必要です。RSSCはそのための、インフォーマルなコミュニティ形成の実験でもあると感じます。
具体的には、授業だけではなく、さまざまな行事や役割が用意されています。また、ゼミは通年ですが、教授が指導する形態のゼミと、学生たちが自主的に運営する形態のゼミが、1年間、交互に繰り返されます。これには、最初、違和感を感じましたが、考えてみれば、意図があると思います。一言でシニアの集まりといっても、断層の世代、団塊の世代、その上の世代などで、世代感は違います。さらには、アカデミックバックボーン、業務経歴、考え方なども全く違うゼミ・メンバーが、小さなコミュニティを形成していく・・・そのプロセスからの体験的学びも狙っているのでしょう。
専門的に追求したいテーマがある、集中して研究論文を書き上げたい・・・という方には、それだけに集中できる大学院の方が向いていると思います。日ごろ、足りないと感じている専門知識を体系的に身につけてまた仕事に戻りたい、というような方も。セカンドステージ大学では、その部分を満たすことは出来ません。
試験に自信があるなら、一般の大学への入学や編入を経て、大学院に進む方法もあるでしょうし、最近では、大学院でも、シニア限定の入学しやすいコースを置いているところも出てきていますし、働きながらの通学を可能にしている大学院もあります。
また、いきなり、20代を中心とする学生と同じ教室やゼミで学ぶのは、特に50代後半以降ではちょっときつい部分がありそうです。RSSC自体は50歳以上限定ですが、立教大学の学生さんと同じキャンパスで過ごしますので、まわりには若い学生さんがいっぱいです。そういう環境に自然になじむことができます。RSSCを経て、大学院へ・・・そんなワンクッションとして、RSSCを活用するのもいいかもしれません。
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「立教セカンドステージ大学」のいいところ
立教セカンドステージ大学(RSSC)は、それとは、だいぶ違います。
大学院は、学校教育制度に基づく教育課程(修士、博士)ですが、 RSSCは生涯教育機関ですので、大学卒業資格は得られません。まず、その制度上の違いがあります。
環境的に、一番違うところ
大学院では、若い学生さんに混じって勉強することになりますが、RSSCは50歳以上限定(上限はなし)であるため、近い年代の人たちと学びます。講義内容も、高齢化社会のこれからを社会学的にシミュレーションする授業や、死についてあらためて深く考える授業など、シニアならではのカリキュラムが用意されていますし、ソーシャルビジネスやNPOなどシニア層が第二の人生を考えるに当たって関心が高いテーマも取り上げられています。また、大学の教職員ではなくアーティストやビジネス経験者が講師をしている講座もあり、なかなか、人間味にあふれています。時には、先生も苦笑するくらい、長い質問や薀蓄を披露する生徒(おじさん、おばさん)もいたりで、なかなか面白いです。人生経験でたまった、何かを語りたくなるのでしょうか(笑)
RSSCは、単なる学びの場ではない。
RSSCでは、シニアのための場(コミュニティ)を創るということも目的に入っているようです。例えば会社を辞めると同時に帰属場所を失い、社会的役割までもなくしてしまうのは、人間にとってつらいことです。
自己紹介によると、企業に長く勤めた男性だけではなく、女性でも、仕事以外でつながりがない、地域とは関係を持ってこなかったという方が、案外多いのは意 外でした。 女性のほうがボランティア活動とか、子供のPTAを通じてとか、生活と結びついたつながりをうまくつくっていく人が多いのは確かですが、行き場がない、と いうのは定年後のおじさんばかりの課題でもないようです。
年をとっても、ずっと、なんらかの社会的役割をもって生きていけるようにすることが、これからの日本の社会には必要です。RSSCはそのための、インフォーマルなコミュニティ形成の実験でもあると感じます。
具体的には、授業だけではなく、さまざまな行事や役割が用意されています。また、ゼミは通年ですが、教授が指導する形態のゼミと、学生たちが自主的に運営する形態のゼミが、1年間、交互に繰り返されます。これには、最初、違和感を感じましたが、考えてみれば、意図があると思います。一言でシニアの集まりといっても、断層の世代、団塊の世代、その上の世代などで、世代感は違います。さらには、アカデミックバックボーン、業務経歴、考え方なども全く違うゼミ・メンバーが、小さなコミュニティを形成していく・・・そのプロセスからの体験的学びも狙っているのでしょう。
大学院の方が向いているケース。
セカンドステージ大学での以上のような取り組みには、合う人、合わない人があると思います。中には、f授業以外の活動はわずらわしいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。専門的に追求したいテーマがある、集中して研究論文を書き上げたい・・・という方には、それだけに集中できる大学院の方が向いていると思います。日ごろ、足りないと感じている専門知識を体系的に身につけてまた仕事に戻りたい、というような方も。セカンドステージ大学では、その部分を満たすことは出来ません。
試験に自信があるなら、一般の大学への入学や編入を経て、大学院に進む方法もあるでしょうし、最近では、大学院でも、シニア限定の入学しやすいコースを置いているところも出てきていますし、働きながらの通学を可能にしている大学院もあります。
RSSCの価値。
でも、この先の人生を模索したい、新しいチャレンジのパートナーを見つけたい、これまで自分に縁のなかった分野のことも教養として学びたい、などの方には、RSSCは、大学院では代替出来ない貴重な場だと思います。入学や単位取得のハードルも低く、費用も良心的です。また、いきなり、20代を中心とする学生と同じ教室やゼミで学ぶのは、特に50代後半以降ではちょっときつい部分がありそうです。RSSC自体は50歳以上限定ですが、立教大学の学生さんと同じキャンパスで過ごしますので、まわりには若い学生さんがいっぱいです。そういう環境に自然になじむことができます。RSSCを経て、大学院へ・・・そんなワンクッションとして、RSSCを活用するのもいいかもしれません。
関連エントリ よかったらこちらもぞうぞ。
「立教セカンドステージ大学」のいいところ
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