2013年1月26日土曜日

RSSCの1年をふり返って② 学ぶということ。

前期、後期、いくつかの授業を受講しました。
教室で90分授業を受けるのは35年ぶりでしたし、試験レポートを書くのもしばらくぶりでした。

生涯教育や公開講座などでは、シニアの方が若い学生よりも授業に熱心で、学びへの意欲が高いとよく言われますが、セカンドステージ大学でも、欠席者も少なく、いつも最前列の席に陣取って熱心にノートを取る人の姿が見られました。



そんな中で、シニアの「学び」には、大きくふたつのスタンスがあると感じました。

ひとつは、教養科目などを中心に、知識を身に着けることそのものが新鮮、という人たち。もうひとつは、何か次の行動につなげるきかっけを見出したいという人たち。明確に区分けできるわけではなく、また、する必要もないかもしれませんが、このどちらかでモチベーションの源泉は少し違う気がしました。

私は、後者のスタンスでしたので、できるだけ、実際に企業やNPOなどで活動している方が講師となっている授業を選択しました。そんな中から、これからの活動でもつながりが持てそうな方と知り合えたことは、大きな財産でした。また、そんな方々とメールやフェイスブックなどで気軽にコンタクトできることも学生時代とは大きな違いで、終了後もつながりを持ち取り続けることが可能です。学びの場も随分開かれてきたのだなあ、と感じました。

また、私が所属したゼミでは、先生が学部生や院生との交流の機会をたくさん設けてくださり、それもいい学びになりました。今の大学生は、パワーポイントでプレゼンテーションをつくり、ビジネスアイデアのコンペに参加したりしています。私たちの学生時代と比較すれば、随分、進んでいる感じです。そんな実態を知ることができたことも、若者世代を一つのテーマにしている私には、とてもいい経験でした。

いずれにしても、シニアにとっては、「学べる」ことのありがたさが若いころとは違うのでしょうね。年をとってから再び学ぶ機会を手に入れられることは、恵まれたことだと感謝しなければなりません。だからこそ、一コマ、一コマの授業を大切にしようという気持ちにもなるのだと思います。

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